お布施には本来決まった金額はありません。
お布施とは本来「布を施す」という意味です。その昔、布はお金と同じ大事なものでした。「調布」の由来も昔この地域では「布」を「調(税)」として納めていたことに由来します。仏教では自分の大事なものを差し出す、分け与えるといった仏教徒の修行の一つとも言われています。決して労働に対する賃金ではありません。ですから本来決まった金額はありません。
とはいうものの、お寺によって大体の相場はあります。ただ、その方のお寺との付き合いによって、又はお付けする戒名によっても変わってくるものですので、菩提寺(普段からお付き合いのあるお寺)があり、そちらに葬儀の導師をお願いする場合は、ご住職様に直接お伺いください。明確に教えてくれるところもありますが、「お気持ちで」と言われることもございます。その場合は、同じ檀家のご親族もしくは古い檀家さんのお知り合いにご相談ください。それでもわからない場合はご住職に「こういった経験が初めてなものですから、どれくらいお包みすればよいのか本当にわからないのです」と単刀直入にお伺いしてみましょう。それでも教えていただけない場合は葬儀を施行する担当者にご相談ください。